去夏帖

きょかじょう

Letter by Fujiwara no Sukemasa, known as Kyokajō

 

藤原佐理(九四四~九九八)は平安時代中期の公卿です。書の世界では、小野道風、藤原行成とともに「三蹟」のひとりとして著名です。帖とは書の手本をさす言葉で、後世の人が佐理の書を貴重な手本として扱い、五通しか現存しない手紙全てに帖と名付けました。これは伊予(愛媛県)に滞在していた四十一歳の佐理が、ひどく痛んでいる京都の自宅を修理しようとしたが思うように進まず、丹波守為雅に助けを求める内容です。