はにせいまくら
Clay Headrest for a Coffin
埴輪などと同じ、赤色素焼きの枕です。明治29年に奈良県天理市の行燈山古墳から出土しました。三重の幾何学文を施した装飾帯に囲まれる円形のくぼみには、後頭部、溝に首、なだらかな傾斜部に肩がのります。船底のように底が丸くなった棺に納められたため、枕の裏も曲面になっています。
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